紀州・みなべの梅干~昔ながらの製法「天日干し」「無添加」にこだわった梅干です。

梅干の効用

1.梅干には高い抗菌作用があり、食中毒などを防いでくれます

梅には、天然のクエン酸、リンゴ酸、シュウ酸が含まれています。
これらは有機酸と呼ばれ、人が摂取すると体に大変いい働きをしてくれます。

梅に含まれる大部分の有機酸がクエン酸です。

クエン酸は非常に抗菌作用が強く、腸チフス、コレラ、赤痢菌、抗生物質が効かない
MRSAや、病原性大腸菌O-157に対しても非常に高い抗菌作用があります。

(日の丸弁当にするとご飯が腐りにくいのは梅干の抗菌効果によるものです)

梅干を食べて口臭の原因となる菌を殺菌し口臭を防いだり、食中毒の心配な季節には梅干をたくさん食べて予防に努める人が多いです。

2.梅干は疲労物質が体にたまるのを防いでくれます

梅干に含まれるクエン酸は疲労物質の乳酸が体にたまるのを防いでくれます。

激しい運動をするとみなさん筋肉痛になります。これは、使用した筋肉に乳酸が蓄積して起こる現象です。

梅干を食べると、梅干に豊富に含まれるクエン酸が、細胞内のクエン酸サイクル(TCAサイク)を活性化させ、乳酸が体にたまるのを防いでくれます。

日常、筋肉痛になるまで特定の筋肉を使うことはないかもしれませんが、どこかしら体の中で乳酸が蓄積しています。

3.梅干はカルシウムの吸収を助けてくれます

梅干に含まれるクエン酸はカルシウムの吸収を助けてくれます。カルシウムはそのままではなかなか吸収されず、慢性的に現代人はカルシウム不足と言われています。

梅干を食べてクエン酸を摂ることでカルシウムがスムーズに吸収されます。

クエン酸には、体内に入ったマグネシウムやカルシウムなどのミネラルを吸収しやすくしたり、腎臓機能の働きを助け、老廃物の排泄を促すため、血液をキレイにし血管を丈夫にしてくれる働きがあります。

4.梅干に含まれるクエン酸の効用

クエン酸には血液中の糖分の燃焼が良くなり、血糖値が正常化したり、中性脂肪やコレステロールがたまりにくくなるので高血圧・動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中の防止になるという働きもあります。

また、副腎ホルモンの正常な供給を促すため、ストレスへの抵抗力を高めてくれるといわれています。個人差はありますが、花粉症や喘息やアレルギー性皮膚炎を緩和してくれます。そして、美肌効果もあります。

新陳代謝を活発にして老化抑制してくれます。クエン酸によって、身体の細胞が正常に働くということは皮膚細胞もみずみずしくなるということです。クエン酸は古くなった角質をスムーズに剥がし、ターンオーバーを正常にする働きがあります。

5.梅干は肝機能を高めてくれます

梅干にはピクリン酸と呼ばれる物質が含まれています。このピクリン酸は肝臓を活性化し、肝機能を高める作用があります。梅干が二日酔いに効果があったり、解毒作用があるのは肝機能を活性化して肝臓を元気にしているからです。

6.梅干には整腸作用があります

梅干にはカテキン酸と呼ばれる物質が含まれています。
このカテキン酸には整腸作用あることがわかっています。カテキン酸は腸内の悪玉菌の増殖を抑え、腸のせん動運動を盛んにしてくれます。

梅に豊富に含まれる水溶性ペクチンとの相乗効果で、下痢、便秘に効果を発揮します。

1日1粒として毎日食べ続けることをお勧めします。

7.梅干を食べたとき、または見ただけでも唾液が口の中に広がります

この唾液にはいろんな良い効果があります。梅干を食べたときに出る唾液の量はレモンの約2倍の量です。実は唾液と健康には深い関係があります。

唾液はそもそも、3つある唾液腺から分泌されているものですが、大きく分けて自然にでている唾液(無刺激唾液)と、食べ物などの刺激によってでてくる唾液(刺激唾液)の2種類があります。

そのうち、より良い効果をもたらしてくれるのが刺激唾液で、刺激唾液には無刺激唾液と違い、消化酵素をはじめ、様々な酵素が含まれています。その中でもペルオキシダーゼとカタラーゼと呼ばれる2つの酵素がガンや老化の原因となる活性酵素を無毒化してくれます。

また、唾液の中には「若返りホルモン」と呼ばれるパチロンが含まれています。

このパチロンは骨や歯など、全身の固い組織に働きかけて新陳代謝を活発にして機能を活性化してくれます。

8.梅干はアルカリ性食品、天然ミネラルがいっぱいです

梅の栄養価は果実の中でも優れており、カリウム、カルシウム、リン、鉄分などのミネラルが通常の果実、野菜などと比べても、その何倍もの量を含んでおり、ビタミンA、ビタミンCも含んでいます。

梅干は強いアルカリ性食品です。梅自体は酸性なのですが体の中で代謝された後、残るミネラル物質がアルカリ性を示すからです。よく、酸性食品を食べると体が酸性になるといわれます。じつは酸性食品をどれだけ食べても体が酸性になることはないのですが、やはり、食生活はバランスが大事です。酸性食品を食べたらバランスよくアルカリ性食品を食べた方が良いのです。